女性皮膚科医による女性専門の皮膚科クリニックです
メディア掲載

年別アーカイブ: 2024年

2024.04 皮膚科の臨床 2024年04月号(vol.66 No.4)真菌症

Ackermanの著書『A Philosophy of Practice of Surgical Pathology:Dermatopathology as Model(皮膚病理学を範型とする診断病理学の実践哲学)』の内容を斎田俊明先生との対談によって進めていく第25回目。Ackermanの提唱するUnifying concept(統合概念)とは、一見、異なる病理所見を呈していても、基本的に同一疾患をみなされるものは、一つの疾患概念のもとにまとめるという考え方です。たとえば、ケラトアカントーマや疣状癌、増殖性外毛根鞘嚢腫がいずれもSCCの亜型や表現型とみなされるなどを例に挙げています。それによって、疾患の分類はより合理的になっていくわけです。

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2024.03 皮膚科の臨床 2024年03月号(vol.66 No.3)悪性黒色腫

Ackermanの著書『A Philosophy of Practice of Surgical Pathology:Dermatopathology as Model(皮膚病理学を範型とする診断病理学の実践哲学)』の内容を斎田俊明先生との対談によって進めていく第24回目。病理所見を読む際、どこが重要所見なのか、特異的所見が存在するかどうかがポイントとなります。それはしばしば最弱拡大によってなされ、良、悪性腫瘍の鑑別には個々の細胞の形態よりも全体構築が重要であることが記されています。この章では、他に、メラノーマの診断基準が長年にわたって明記されてこなかった歴史が述べられており、Ackermanによって初めて診断基準が確立された経緯も示されています。

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2024.02 皮膚科の臨床 2024年02月号(vol.66 No.2)ウイルス感染症

Ackermanの著書『A Philosophy of Practice of Surgical Pathology:Dermatopathology as Model(皮膚病理学を範型とする診断病理学の実践哲学)』の内容を斎田俊明先生との対談によって進めていく第23回目。特定の病理組織所見には、臨床的な意義があることを解説しています。たとえば、真皮内の線維化やメラノファージの存在、形質細胞の浸潤、細胞の壊死像など、メラノーマ原発巣の完全消褪所見から予後を推測できることなどが例に挙げられています。しかし、必ずしも消褪所見が予後良好をあらわす所見でないことも書かれており衝撃的でした。

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2024.01 皮膚科の臨床 2024年01月号(vol.66 No.1)血管腫

Ackermanの著書『A Philosophy of Practice of Surgical Pathology:Dermatopathology as Model(皮膚病理学を範型とする診断病理学の実践哲学)』の内容を斎田俊明先生との対談によって進めていく第22回目。鑑別診断とは,臨床的あるいは病理組織学的に類似の所見を呈する疾患を判別する作業のことであり、この臨床的鑑別診断が病理組織診断の確定に役立つことがあることを解説しています。それは,臨床医が常に一定の誤診を犯す疾患が存在するからであり、臨床的にほぼ常に決まった誤診をされる疾患については,その臨床診断名が病理組織診断の確定に大きな手助けとなる、と述べています。

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